第5回:免疫力をあげる賢い「食」を考える(2020.10月 京都)

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高齢化社会となった今、いつまでも健康ですごすことは私たちの願いです。世界的に健康的な食事と評価されている和食は、私たちの健康にどのように役に立っているのでしょうか。コロナ禍で免疫力の重要性が増しています。健康的な長寿につながる免疫力と和食の関係について、科学的側面から最新の研究内容を報告します。

(登壇者の所属、役職は講演時のものです。)

伝統発酵食品が育んだ和食文化と、我々にもたらす健やかな未来

小栁 喬

石川県立大学生物資源環境学部 准教授

古代から世界中で微生物を増殖させた発酵食品がつくられ、体内に取り込まれてきた。石川県の特産物であるなれずしなどの発酵食品は多量の乳酸菌を含み、プロバイオティクスとしての健康有用効果が明らかになりつつある。

「腸内環境と身体に優しい和食~免疫力の育て方~」

辻 典子

産業総合技術研究所 上級主任研究員

小腸の主要な常在菌である乳酸菌は全身の免疫力を向上させ、炎症を抑える働きをもつことがわかってきた。乳酸菌のほかに有用な菌が含まれる日本の伝統発酵食品を多く摂取することにより、自然免疫を活性化させ、腸内環境を整えることができることを紹介する。

講演動画

https://youtu.be/ch7aOSL2s6c

以下の資料をダウンロードできます。

小栁 喬先生 講演資料(PDF)

辻 典子先生 講演資料(PDF)

講演会チラシ(PDF)