(登壇者の所属、役職は講演時のものです。)
日本食パターンと認知症発生リスクとの関連ー疫学エビデンスの要約
辻󠄀 一郎
東北大学大学院医学系研究科 名誉教授・客員教授
地中海食やDASH食(高血圧予防や改善のための食事法)など、欧米では認知症リスク低下と関連する食事パターンが分かってきました。日本人を対象に、食事パターンと認知症発生リスクとの関連を分析した長期縦断(コホート)研究の結果は、日本食パターン(魚・野菜・きのこ・海藻・大豆製品などを多く摂取する食生活)の強い者ほど、食品摂取の種類が多様である者ほど、認知症の発生リスクが低下することで共通しています。これら国内外の研究をレビューし、食による認知症予防の可能性を展望します。
認知機能維持への近道―和食を中心とした多様性のある食事から
大塚 礼
国立長寿医療研究センター 老化疫学研究部部長
1日3回、生涯を通じて継続される基本的習慣であり、日々の食事内容をより豊かにすることは、認知症予防のみならず健やかな高齢期を過ごす上でも重要な鍵となります。私たちの研究では、青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)や緑茶、大豆をはじめとする多様な食材から構成される日本型食事が、認知機能の維持に加え脳の萎縮予防にも有効であることが示されています。本講演では、和食の健康効果について、国内外の研究動向を踏まえながら認知症予防の観点から紐解きます。
コグニサイズ体験
立石 麻奈
国立長寿医療研究センター 老化疫学研究部
運動と認知課題を同時に行うことで脳を活性化させるトレーニング方法です
講演動画
https://youtu.be/70vRIcSyH9s?si=-d2VBNPlvk0Ckh0P

