「文化芸術基本法」改正の報告会及び懇親会が開催されました

 改正文化芸術振興基本法が、昨年6月に参議院本会議で採択され、全会一致で可決、成立しました。
この法改正は平成13年にこの法律が制定されてから初の全面改正であり、名称も「文化芸術振興基本法」から「文化芸術基本法」となりました。具体的な改正のポイントは条文の第12条の生活文化の中に、茶道、華道、書道と並んで「食文化」が明記されたことです。
 これにより、名実ともに「食」が文化として認知され、その発展・振興の推進が本格的に図られることとなりました。
これを受けて、広く食に関わる業界全体の発展をめざし、次世代の食に関わる人々が誇りを持って仕事に従事できる環境を作ることを目的として組織された『「食」を文化に!』検討委員会の主催による報告会及び懇親会が下記の通り開催されました。
 我々和食会議を含め食に関係する28団体、約200名が参加して盛大に執り行われました。

日 時:平成30年2月16日(金)18時30分~21時00分
会 場:セルリアンタワー東急ホテルB2階 ボールルーム

 第1部は『「食」を文化に!』検討委員会の発起人である和食会議の服部幸應理事の挨拶、経緯説明に始まり、林 芳正文部科学大臣より来賓挨拶の後、パネリストとして内閣官房内閣審議官の間宮淑夫氏、王 貞治氏のお嬢さんで日本野菜ソムリエ協会理事の王 理恵氏を迎え、日本食文化普及推進議員連盟の事務局長で参議院議員の二之湯武史氏の進行で、「食の可能性」と題してパネルディスカッションが行われ、法改正によって何が可能になるのかということについて活発な議論が行われました。『「食」を文化に!』検討委員会の発起人である和食会議の村田吉弘副会長の閉会挨拶で第1部は終了しました。

 第2部は能楽囃子大倉流大鼓 重要無形文化財総合認定保持者の大倉正之助氏の大鼓の調べと掛け声に始まり、文化庁長官の宮田亮平氏による来賓挨拶、日本食文化普及推進議員連盟 会長で参議院議員の山東昭子氏の乾杯でスタートしました。

 和食会議より江原会長代行が出席、他和食会議会員有志7名が参加しました。最後に『「食」を文化に!』検討委員会の発起人であるオテル・ドゥ・ミクニの三國清三氏の挨拶で閉会となりました。

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